骨盤の基礎知識

骨盤のゆがみと大腰筋

大腰筋は骨盤のゆがみに大きく関わります。運動不足によって大腰筋の機能が低下すると骨盤のゆがみを発生させる原因になります。大腰筋は背骨と骨盤や下半身を繋ぐ役目をしています。その大腰筋が弱ってしまうことで上半身を支えきれなくなってしまうのです。

そのため、バランスを保てなくなって骨盤が後ろにずれたり、左右にゆがんだりします。背骨も骨盤と一緒にゆがんだ状態になります。また、背骨の左右にある大腰筋の片方でも収縮すると背骨をねじるような状態になり、椎間板を引っ張ってしまいます。これが極度の痛みを伴う椎間板ヘルニアの発症の原因にもなるのです。

腰痛や肩こり、冷え性などで悩む女性の筋肉を調べると、腹筋や背筋は健康な人と大差ないにも関わらず、大腰筋だけが衰えている人が多いと言います。骨盤にゆがみが見られる人は膝を付けて脚を左右に開くアヒル座りのような悪い座り方をする人が多く見受けられます。アヒル座りなど悪い座り方をすることで骨盤や背骨が曲がってしまい、神経を圧迫して血流も悪くなります。

大腰筋は30代から低下を始め、老化と深く関係のある筋肉と言えます。大腰筋は姿勢を維持し、歩く際に脚を引き上げるために使う筋肉であるため、筋力が低下すると姿勢が悪くなってしっかり歩くことができなくなります。年をとると腰痛が出て来たり、すり足で歩いたりするようになるのはこの大腰筋の低下が原因であると考えられます。

間違った座り方をクセにしている人や運動不足の人は年齢よりも大腰筋の筋力低下が進んでしまうので注意が必要です。