骨盤の基礎知識

動く骨盤

一般的に骨は動かないものと認識されています。しかし、骨盤は人の意識や動作に関係なく上下左右に動き、開いたり閉じたりするのです。普段何気なく生活を送っている間にも骨盤は動き続けているのです。しかし、医療的には骨は不随運動をしないものと定義付けられています。不随運動とは意志を持って動くのではなく、自動的に動くことを言います。

心臓や胃、腸などの臓器は不随運動になります。骨盤もこの不随運動に属しています。アメリカのオステオパシーでは実際に骨盤の不随運動を肯定しています。このように骨盤の不随運動を利用して様々な治療を行うことで高い成果を上げているのです。オステオパシーとは、関節や筋肉、内臓機能のバランスを調整することで様々な身体の不調を改善する方法です。

骨盤は身体がリラックスをしている時には自然に開く傾向にあります。このことから睡眠中が最も骨盤が開いた状態であると言えます。逆に緊張している時や集中している時には骨盤は閉じる傾向にあります。スポーツをしている時、働いている時、勉強している時、ストレスを感じている時などは骨盤が閉じた状態にあると言えるでしょう。

しかし、腹筋力が低下することなどが原因で常時骨盤が開いた状態になると、肥満や冷え性、O脚などの症状に繋がることにもなり、逆に閉じた状態が続くと不眠などに繋がることになるようです。骨盤のスムーズで自然な開閉は健康状態を良好に保つためには欠かすことができないものなのです。